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有吉一行第5代校長 退任のご挨拶

2012年04月08日

<<有吉一行 第5代校長 退任のご挨拶>>

退 任 ご 挨 拶

 桜の便りが気になる頃となりました。昨年の東日本大震災による陸前高田市の津波桜が日本中に元気と喚起を与えてくれて「人間よ自然への畏敬の念を持って頑張れ」と教えられたようです。その陸前高田市では津波ラインを後世に残すため『桜ライン311』が作られました。大変貴重な知恵と財産であり、日本人は素晴らしいなと思いました。
 このような復興の春を迎えた辰年でありますが、皆様方にお別れをしなければならなくなりました。吉備高原学園で5年間お世話になり、生徒・保護者・同窓会・教職員並びに関係各位の皆様方に心から感謝御礼を申し上げます。
 幸いにして、生徒・PTA・同窓会皆様のご協力により、節目の20周年記念行事にも立ち会う事が出来ました。また、昨年10月には長く在職した理大附属高校柔道部の創部50周年記念行事も無事に成し遂げて、11月19日には加計学園創立50周年記念式典に出席する事も叶いました。祝賀会には安倍晋三元総理、ノーベル化学賞の鈴木章先生をはじめ、世界各国から教育交流協定校など関係者各位のご出席を賜り、会場となった加計記念体育館には何と千人のテーブル席が整然と並べられておりました。祝賀セレモニーも実に素晴らしく感動的でありました。これらの事をもってしても、私にとりましては身に余る程の花道であると身勝手な解釈を致しております。誠にもって素晴らしい、これ以上の記念となる引き際はありません。教員生活38年間、大過なくここまでこれたのは生徒の皆様方、理事長先生、学園長先生、吉備高原学園、地域の皆様方、並びに加計学園の関係者各位に心から御礼申し上げます。
 私はこれからも吉備高原学園で教えられた『この世に何が出来るかを』問い続けていきたいと思っております。最後になりましたが学園のご繁栄と、教職員、生徒皆様の益々のご活躍とご発展をお祈り申し上げてお別れといたします。ありがとうございました。(合掌)

          なにごとも なかったように はるのゆき

  平成24年4月 1日
   吉備高原学園高等学校
   前校長 有吉 一行