上方女流落語家の桂ぽんぽ娘先生による「人権教育講演会」を開催(11/22)

11月22日(土)、上方女流落語家の桂ぽんぽ娘先生をお招きし、吉備高原学園高等学校の体育館にて生徒を対象とした人権教育講演会を開催しました。「なぜ、いじめはなくならないの? ~元いじめられっ子の落語家からのメッセージ~」という演題でした。
最初に、落語に関する様々な所作や「おち」の種類、また落語家になるための修行期間などについておもしろおかしく話してくださいました。続いて、お笑い芸人になったきっかけは、子供の頃ひどい「いじめ」を受け、生きる希望をも失いかけていた時にテレビのお笑いの世界に救わて、生きる希望を持つことができるようになったとおっしゃり、講演の本題へと入っていかれました。大人になって、子供の頃自分をいじめた人に再開した際、その人から「あの頃、あなたはいじられキャラだったから」と言われたという衝撃的なエピソードから、お笑いの世界での「いじる」「いじられる」関係は、信頼関係と技術があるから芸として成立するのであって、素人が「いじる」をまねてしまうと「いじめ」になって傷を与えてしまう、「いじめ」は「いじる」ことから始まる、常に心がけることは「人の痛みが分かる感覚」を持つことが重要と教えてくださいました。桂ぽんぽ娘先生の講演は、自らの深刻ないじめ体験談をもとに生徒たちに人権の大切さを訴える内容でしたが、最後は「桃太郎」という10分間のショート落語で生徒たちを笑いに包んで締めくくってくださいました。
桂ぽんぽ娘先生、お忙しい中、貴重なご講演と落語をお聴かせいただき、誠にありがとうございました。厚く御礼を申し上げます。

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