高校生活で得たもの(進路学習課題)

二年生 進路学習(平成29年11月)の課題です。
内容が良かったので,本人の了承を得て使わせてもらいました。(P)

課題:「高校生活で得たもの」という題名で作文を書いてみましょう。
    裏面の作文例を参考にして,「序論・本論・結論」の三段階構成で書く練習をします。

【序論】
 私が高校生活で得たものは,「自発力」だと思います。高校に入学してから,日々の授業や寮生活,部活動などを通して,どのような場面でも「自分で動く事」の大切さを実感してきました。
【本論】
 私は中学校の頃に不登校になりました。中学生の頃の私は周りに合わせてばかりで自分の意見を伝えることはなく,注目されることも苦手で人前に出ることを極力さけていました。本当はずっとこんな自分が嫌でした。高校に入学するのをきっかけに変わりたいと強く思うようになりました。入学して一番初めにした事は,寮で同室の子に話しかけるという事でした。簡単な事のように思えますが,今まで誰かに話しかけてもらえるまで黙っていたので何を話せば良いのかわかりませんでした。ですが一言たずねると,どんどん会話が続いて行き,初めての事に心がぽかぽかした事を覚えています。
【結論】
 それから私は何事にもチャレンジしてみようと思うようになりました。上手くいかなければ次があるという風にとらえられるようになり,気持ち的にもとても楽になりました。相手にも自分の意見を少しずつですが話せるようになりました。とても消極的だった中学時代とはまるで別人だと母校訪問をした時に先生に言われるほどです。私は今,自分の事を好きになれています。それもここには書ききれないほどのたくさんの経験のおかげです。
(二年生女子)

課題内容
 「高校生活で得たもの」という題名で作文を書いてみましょう。
  裏面の作文例を参考にして,「序論・本論・結論」の三段階構成で書く練習をします。
  「序論」
    高校生活で思い出深いことや自分ががんばったと思えることなどを,100字以内で紹介します。
    字数の範囲内で,それについての簡単な説明を添えましょう。
  「本論」
    序論の内容を,具体的に(くわしく)300字以内で説明します。その際の留意点は,
     (1)自分がそのとき何をしたかを書く。
     (2)印象に残っている場面を描く。
     (3)そのときの自分の気持ちを述べる。
     (4)自分にマイナスになることは書かない。
  「結論」
    右の体験を通して学びとったことを,200字以内にまとめます。
    この体験によって自分がどう変わったか,
    この体験を今後の生活にどんなふうに生かしていきたいか,ということを示しましょう。