PTA後援「講演会」を開催(10/26)

  10月26日(土)、本校のPTA後援事業の一環として、山邊裕子先生をお招きしてPTA後援「講演会」を開催、開催しました。
山邊先生は2009年11月に、岡山造血細胞移植患者会「きぼう」を立ち上げ、その代表として、献血・骨髄ドナー登録推進活動をされています。また、がん教育・人権教育の指導にも力を注がれており、岡山県下の中学校や高等学校、岡山大学でのがん教育の講演活動のほか、日本骨髄バンク草の根語り部として、広島県や徳島県、岡山県でもご活躍中です。岡山県のがん対策推進協議会などの委員としても活躍された経験をお持ちです。
ご講演の中で、山邊先生は、ご自身の再再発までした急性骨髄白血病において、骨髄移植、臍帯血移植のご経験から、提供いただいたドナーの方への感謝や、全国のドナー登録をいただいている方々の「無償の愛」についてお話しをされました。このようなご経験から「恩返し」として立ち上げた岡山造血細胞移植患者会「きぼう」の活動が、岡山県(各市区町村)が2016年度から実施している「白血病などの患者に骨髄や末梢血幹細胞を提供するドナーに対する助成制度」の創設に繋がることができたとも話されていました。この助成制度によって、当初300人であったドナー登録の方が、現在800人にまで増えたとも話されていました。
最後に、山邊先生は、現在でも約4割の白血病患者は、ドナーが見つからない状況にある中、一人でも多くの患者を救うためには、健康な方に一人でも多くの方に登録(=無償の愛)をしていただきたい、高校生の皆さんには、これから大人になっていく間、健康な体づくりをしていただきたいとも話されていました。
 山邊先生、本日はお忙しい中、貴重なご講演をいただき、誠にありがとうございました。厚く御礼をもうしあげます。

花束贈呈。

花束贈呈。

記念撮影(正面中心が山邊先生、左校長、右PTA会長、後ろは生徒会執行部生徒)

記念撮影(正面中心が山邊先生、左校長、右PTA会長、後ろは生徒会執行部生徒)