年頭所感

  年頭所感

 新年明けましておめでとうございます。本年も何卒宜しくお願い申し上げます
 本校は『全寮制による全人教育とコース制にによる個性尊重教育』の建学の理念に基づき、生徒一人ひとりを大切にして、『自主・創造・友情』の精神を養い、『心豊かで逞しく挫けない心』の育成に教職員一丸となり、情熱を持って勤めてまいりました。
 また、昨年の岡山県知事選挙で、16年の長きにわたり理事長を務められた石井知事に代わり、初の民間企業出身の伊原木新知事が学校法人吉備高原学園の第三代目理事長に就任されました。
 現在、人間関係や色々なストレスで心を病み、立ち止まっている人がいます。
私は、平成24年度からこの吉備高原学園高校に赴任いたしましたが、ここでの生活は、改めて教育の原点に立ち返り、心の重要性と責任の重さを実感しています。
本校にはかつて何かにつまずき、辛い思いを経験した生徒も多くいます。しかし、そこから将来に向かい、自分を変える為に一人では難しいかもしれませんが、環境を変え多くの仲間と心をつなぐことにより、一歩を踏み出して、自分の夢や目標に向かい頑張っています。我々は、心身とも健康な若者として成長し、逞しく生きる力を身につけて将来につなぎ、いきいきと社会で活躍出来る事が願いであり目標で、その為に日夜頑張っております。 さて、毎年多くの感動のドラマが生まれる箱根駅伝で今回30年ぶりに総合優勝した日本体育大学は、昨年の箱根駅伝では創部以来の惨敗をしました。
ある選手は、「身体の痛みは1週間で治ったが、心の痛みは1年間取れなかった。その悔しさが1年間努力する原動力であり、そのことでチーム全員が心を一つにして助け合い頑張ることが出来きた。」と涙ながら話をしていました。
 新年を迎えるにあたり、皆さんも今年の抱負や目標を新たにされていると思いますが、自分の目標や夢を実現できるかどうかは、過去を反省し、前を向いて頑張る事への勇気を持ち、一日一日を大切にすることだと思います。お互いに頑張りましょう。
本校では、より安心・安全な学園、地域・社会から信頼される学園を目指して努力する所存です。どうか皆様のご支援、ご鞭撻をお願い申し上げますとともに、新年が皆様に取りまして良い年になりますよう心から祈念いたします。