【校長室】新入生オリエンテーションでの話

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今日は朝一で、新入生のオリエンテーションを実施しました。
多目的教室に集合し、みんなで次のような内容で研修を受けました。
オリエンテーション_吉岡

 

 

 

①吉備高原学園高等学校の歴史(スライドを用いて吉岡教頭)
②建学の理念や校訓などの説明(スライドを用いて吉岡教頭)

吉備高原学園高等学校で高校生活を送るにあたって大切なことです。新入生のみなさんには高校生活・寮生活に早く慣れて欲しいと思います。

以下、校長のあいさつの概要
オリエンテーション_難波

 

 

 

 

皆さんは、初めて親元を離れ、まだ緊張の中で、寂しかったり、辛かったりという状況でしょうか?
もう話ができるが人が作れましたか?

私も皆さんと同じこの学校では新入生です。だから昨年度までのことはわかりませんが、聞くところによると、2・3年生の先輩たちも、同じ状態でしたが、学校生活・寮生活をとおしてクラスメイト・ルームメイトと、信頼関係を創り、励まし合い、支え合って、色々な事を乗り越えて成長してきたそうです。皆さんも同じです。

皆さんの中にはかつて何かにつまずき、辛い思いを経験してきた人もいると思います。皆さんは、今までの自分を変え、未来に向かい成長しようと本校に入学してきました。
これは、パソコンの前で、オンライン授業のみで単位を修得し、人と全く接触せずに卒業をしていくような学校?に入学した人たちに比べて、賢明で勇気ある選択であり、敬意を表します。
これが皆さんの原点です。この原点を忘れないでいてください。

さて、皆さん今年73歳になる矢沢永吉氏を知ってますか?
今なお、アーチストとしてエネルギッシュにを意欲的にひた走っています。

でも、人生途中で、マネージャーの不正により35億という、とてつもない借金を背負い、さすがに、ギブアップし、自己破産の選択も考えましたが「なにくそ!」と、自力による返済の道を選び、長い年月をかけ返済されました。

彼の良さは、いかなる時も、逃げずに前を向いて明るいところ。
彼の言葉で、
「自分のケツは自分で拭け!」(はしたない言葉でスミマセン)
自分のケツを拭けない、自己責任を放棄している人、自分優先の狭い世界にしか入れることができない人が増えています。

それに周りのあとおし、奥さんも言葉で、
「逃げたってしょうがないでしょ?」
矢沢氏は
「俺、その言葉にすがったのよ」
そして矢沢氏はまたこうも言いました。
「俺ね、人生振り返って、ただのひとつも、俺に不必要なものは何もなかった、って」
つらかった時期のできごとも含めて、今の自分があるのであって、それらは決して不必要ではないということでしょう。

新しい賢明で勇気ある第一歩に、エールを送ります。