七夕に思いを・・・・・

吉備高原学園七夕会


7月7日は七夕で、全国各地でいろいろな催しが行われたことでしょう。
本校でも生徒達が準備を行い、寮で七夕会が催されました。
七夕は日本、台湾、中国、ベトナムなどにおける節句の一つで、元来中国の行事であったものが奈良時代に日本に伝わり、元からあった日本の棚機津女(たなばたつめ)の伝説と合わさって生まれた言葉だそうです。
私の田舎では旧暦で行っていました。朝露を集めその朝露で墨を擦り、短冊に願い事を書き、色紙と共に笹に飾り付けしました。
また、なすびや野菜を使い動物を作ったり、お供え物を用意して七夕さんにお供えをしました。
夜になり、蚊取り線香の香りの中で、天の川を探し空を見上げていた小学生の頃を懐かしく思い出しました。
しかしながら、私は親からこの様な七夕行事を教わり、今でもその当時の事や七夕行事を思い出す事が出来ますが、田舎の七夕行事を体験していない私の子供達には伝える事が出来ませんでした。
それぞれの地域や故郷で受け継がれている様々な行事や伝統文化を、大切に受け継ぎ、日本の文化、日本の心として後世に伝えないといけないと七夕を通して強く感じました。