カテゴリー別アーカイブ: 校長より(校長室)

【校長室】令和6年度 ごあいさつ

吉備高原学園高等学校のウェブページKIbi Log【校長室】をご覧いだきありがとうございます。

昨年度より引き続き校長を務めさせていただいております難波 徹洋(なんば てつひろ)でございます。遅くなりましたが、年度替わりに当たり、ごあいさつを申しあげます。
吉備高原学園高等学校は、平成3年に創設され、今年度で創立34年目を迎えます。岡山県が施設整備を行い、岡山県と民間で構成する学校法人が運営する全国初の公私協力方式の普通科高等学校であります。
本校の建学の理念は『全寮制による全人教育とコース制による個性尊重の教育』で、『全寮制』という制度により、一つ屋根の下で一つ釜の飯を食べることで、他人のことや自分自身のことを冷静に、人と関わることの大切さを学ぶことができます。本校教育の根幹となる寮生活は、規則正しい生活習慣を身につける絶好の機会です。身につけた生活習慣は、一生の宝になります。
またもう一つの特色は専門コースです。普通科の高校でこの様な専門コースがある事は大変珍しいと思います。この学校の創立にあたり、昭和50年、当時の長野岡山県知事による吉備高原都市構想の中で、「さまざまな能力や資質を持ちながら、既存の学校教育に馴染みにくい若者を、将来社会で活躍できる人材育成をする学校」の設立の構想がありました。その際、教室での座学の授業だけでなく、各人が興味関心のある事や、打ち込める内容を授業に取りれて、「個性尊重の教育」をする為に専門のコースを持つ事になりました。
さて令和6年度は、14の都県から55名の新入生がここ吉備高原に集まり、休学式後、毎日の寮生活に加えて、避難訓練、国立吉備青少年自然の家でのカレー作りと、もう新しい友達と触れ合う行事がありました。
今後とも、本校の伝統と特色ある教育実践を継承しつつ、更なる発展に向けて生徒・教職員一同全力で取り組んでまいりますので、ご家族の皆様、地域の皆さま方、同窓生等の皆さま方には、なお一層のご理解とご支援をお願い申しあげます。
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4月8日  新任式・始業式でのあいさつの概要
新しい先生方・事務の方をお迎えし、そして、みなさんが1年進級して、吉備高原学園高等学校の2024年度が始まりました。2・3年生のみなさん、あらためて進級おめでとうございます。2年生のみなさんは私と同じ、本校2年目に入ります。11日から後輩を迎え、修学旅行などの学校行事を楽しみながら、吉備高原学園高等学校の中核となる取り組みを期待します。そして,3年生のみなさん、高校生活最後の1年が始まります。進路決定に向けて、いよいよカウントダウンが始まりました。
また、民法が改正され、成人年齢が18歳に引き下げられ2年目となりました。今年の誕生日が来ると、クレジットカードや携帯電話、ローンの契約などが自分の意思により結ぶことができるようになります。皆さんも自分自身を守るためにいろんな手法で正しい知識をしっかり身につけましょう。
「壊れ窓理論」
アメリカの最大の都市ニューヨーク市は、凶悪犯罪が多発する治安の悪い都市でした。殺人や強盗事件が頻繁に発生し、日本人観光客も、まちを歩く時は緊張感を強いられたものでした。
そのニューヨークを預かった、ルドルフ・ジュリアーニ前市長は,市長当時、実にユニークな対策を推進しました。それは、まちの落書きを、徹底的になくすこと。凶悪犯罪ではなく、落書きの掃除と取り締まりに、精力を注いだのでした。市街地や地下鉄の落書きを徹底的に消し、落書き犯には厳しく罰則を科すと,不思議なことに、凶悪犯罪も減少。殺人事件は3分の1に、発砲事件は4分の1に、 犯罪件数全体でも6割もの減少が見られました。こうしてニューヨークのまちは、落書きが消えて美しくなると同時に、治安はぐんと向上し、観光客も安心してまちの中を歩けるようになりました。
問題点は、小さいからといって放置しないこと。逆にそういう小さい問題を徹底的に解決することが、大きな問題の解決に結びつく、ということです。担任の先生方に頭髪や服装,アクセサリーなどの指導を受けて,「細かいことにうるさいなあ」と思ったことはあるでしょう。
しかし,先ほどの話にあったように,小さいことを放置することで,もっと深刻な問題が発生し,君たちの将来をもぶち壊すようなことになるかもしれないのです。まじめにしている人にも多大な迷惑をかけます。誰も得をしません。 先生方もそれをわかって,細かいことを注意されるのです。窓の修復に協力してください。いや幸い,本校はみなさんと先生方の努力で,かつてのニューヨークにはなっていませんので。この先、窓を壊さないでください。
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4月11日 入学式での式辞の概要
≪前略≫
ただ、これから親元を離れての寮生活は、いろいろ不安や心配もあると思います。寂しかったり、辛かったり、泣きたい時もあるでしょう。しかし皆さんは、自分自身の為に一歩を踏み出し、頑張ろうと全国から同じ目的を持って、この吉備高原に集まりました。さあ、どの人にとっても、これからが始まりです。力強く歩みだしましょう。
さて、みなさん。これからの人生の成功を決めるものは何だと思いますか。みなさんの夢を実現させるものは何だと思いますか? 抜群の運動神経の良さでしょうか、持って生まれた知能指数の高さでしょうか?
iPhoneで有名なアメリカアップル社の創業者のスティーブジョブズ。みなさんも名前を聞いたことがあるかもしれません。彼はこれまで、コンピューターの常識を覆す製品を次々に開発・発表し、世界を変えた男といわれています。彼には類まれな知能指数があったのでしょうか?
実は、彼の高校の成績は平均的なものでした。しかも、大学も一年で中退しています。
バスケットボールの神様といわれたマイケルージョーダン。NBAの試合で、バスケットボールのスーパープレーを連発していた彼も、高校二年生のときは自分かいた高校の代表メンバーにすら選ばれず、泣きながら家に帰ったというエピソードがあります。では、スティーブージョブズ、マイケル・ジョーダンはどのようにして世界的な成功者となったのか。彼らには「GRIT」があったからです。
「GRIT」とは何か。「GRIT」を日本語に訳せば、「やり梭く力」です。スポーツや科学や経済などあらゆる分野で成功者となっている人物を研究した結果、彼らには共通してこの「やり抜く力」があるということがわかってきたのです。「やり抜く力」とは、目標に向かって一直線に進み、最後までやり遂げる情然と忍耐です。また、それは、最悪な状況下でも、強い覚悟を持って戦い抜く強靭さでもあります。
「やり抜く力」のいいところは、生まれつき持っているものでなく、これからでも獲得できる点です。ですから、今まで、三日坊主だなと思ってきた人でも、今日からこの力を強くしていくことができます。
さらに朗報なのは、何かを全力で成し遂げ、一旦「やり梭く力」を持つと、他の新しい物事の習得にもその力が発揮されや苦すくなります。
部活動のしい練習をやり抜いてきた人は、同時に学校の成績も高いという現象。私はよく見てきました。「やり抜く力」が他の知識や能力の獲得にも影響を与えているいい例です。逆にいうと、一つもやり抜いたことのない人は、これからどんなこともやり抜くことはできません。「やり梭く力」を獲得してこそ、みなさんの夢の実現や人生の成功は保障されます。
「やり拔く力」。でも、どうやって、粘り強く練習したり、挫折せずに課題を継続することができるようになるのでしょうか。
1.まず好きなことから始めること
2.計画的で高みを目指寸練習をすること
3.やがて苦しくなくなる瞬間が来ることを知ること
この三つを心掛けて、ここにいる全員が「やり抜く力」を獲得していってほしいと願っています。
最後になりましたが、ご家族の皆様、お子様たちが新しい学校で自分の道を見つめ、自分の足で歩き始めようとする今この時を大切にしたいと強く思います。教職員も皆、同じ気持ちでこの時を迎えています。
2022年4月の法改正で、三年後の卒業時には成人となり、様々なことに自らの責任が問われることに直面するようになります。選挙権のみならず、新成人としての責任を問われる、そんな大きな時代のうねりの中で、一人で人生を歩いていかねばならない人たちです。自分で考えるべきところは自分で考えさせ、するべきことはさせ、一つ一つ、大人への成長を願い、適宜、適切に、過干渉にならずに支えていただきたいと思います。
お子様が困難を経験することを避けてはいけません。波風から守るのではなく、波風にさらされること、失敗を恐れずに進むこと。波風の体験の中から、自分を含めて人の弱さを知り、人を愛することを覚え、そして逆に逞しさを獲得していくものです。本校の教育や寮生活も、この精神に立っています。
ご家族の皆様と学校と、二人三脚で進みたいと思います。お子様の様子に心配なことがあれば、遠慮なく担任にご相談いただければと思います。
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4月20日 新入生歓迎会
≪前略≫
さて、英国には、パブリックスクールとよばれる、全寮制の男子私立学校があり、イートン校、ハロー校、ラグビー校などが有名であり、起源は14世紀にさかのぼり、リーダーとなるべき立派な紳士の養成を目的とし、多くの生徒がケンブリッジ、オクスフォードなど名門大学に入学するそうです。最近は女子も入学できるパブリックスクールもでき、日本にも日本校ができるようになり、人気もあるようです。
「いわゆる一つ屋根の下で一つ釜の飯を食うことが、教育上、人間修行の上にどんなに意味深いものであるかを知っている。多数の人々と一つ釜の飯を食ってみると、他人もわかり自分自身もわかり、ひとづきあいというものがわかってくるはずである。」
日本でも戦前の旧制高等学校は全寮制であり、学生同士の切磋琢磨し、人格を高め、教養を深めることにより素晴らしい青春時代を過ごし、多くのりっぱな人が育っていきました。
寮生活は、社会で必要な規則正しい生活習慣を確立する絶好のチャンスです。身に付いた生活習慣は、一生の宝となります。本校の33年の寮の良き伝統をしっかり引き継いで、寮生の仲間と共に、規則を守り、充実した寮生活を送って下さい。
新型コロナ感染症のために、昨年度までは、体育館で昼間の時間に行っていましたが、新型コロナも扱いが変わり、今年度から寮行事として、ここ寮の食堂で夜の時間に行うことができるようになりました。
この歓迎会は、先輩達が1年生の皆さんへ、「頑張れよ」とこの日の為に練習を積んで、準備してくれました。新入生は、その気持ちを理解し、しっかりと受け止めてあげてください

 

【校長室】令和5年度 表彰式・後期終業式(修了式)・退任式

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3月8日には令和5年度を締めくくる、表彰式・後期終業式(修了式)・退任式が行われました。
後期終業式(修了式)での話と退任式での退任される方への感謝のことばを掲載します。

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後期終業式(令和5年度修了式)

卒業式・学年末考査も終わり、本日終業式・修了式を迎え、令和5年度も終わろうとしています。1年間、お疲れ様でした。はじめに、表彰式がありましたが、賞を獲得した者はもちろん立派ですが、この賞は、生徒のそれぞれが努力し、仲間と切磋琢磨した結果ですので、改めて皆さんの頑張りを称えたいと思います。
さて、先日の卒業式は、厳粛な中にも感動的な卒業式で、皆さんの心のこもったご協力の下、無事に31期生を、それぞれの未来に向けて送る事ができました。あるご来賓の方から「厳粛な中にも温かさを感じる立派な卒業式だった」と、お褒めのことばをいただきました。
これは、卒業していった3年生の姿が素晴らしかったわけですが、それに加えて、1、2年生の皆さんが、力強く支え、心を込めて送り出してくれたおかげでもあります。
31期生も自分を変え、未来につなぐため、本校に入学してきました。3年間には辛かった事や苦しかった事もいっぱいあったと思いますが、大切な仲間と、共に励まし合い支え合って、それらを一つずつ乗り越えてきました。だから、あのような感動的な卒業式になったと思います。昨日の感動は一生忘れる事はないと思います。

出典:相田みつお 今週のことば https://english.mag2.com/mistuo/mitsu0009.html

出典:相田みつお 今週のことば
https://english.mag2.com/mistuo/mitsu0009.html

今回は修了式にあたり、詩人であり、書家でもあります私の好きな相田みつおさんの作品集のタイトルにあることば「雨の日には雨の中を 風の日には風の中を」を紹介します。

雨の日を、天気のいい日と比べて、「悪い日」だと思う、人間中心の考えをやめること。雨の日には、雨を、そのまま全面的に受け入れて、雨の中を雨と共に生きる。風の日には、風の中を、風といっしょに生きてゆく。特別なことではない、ごくあたりまえの生き方のことです。
これは、常に前向きで、積極的に生きるということです。そして、この場合の、雨や風は、次から次へとくる人間の悩みや迷いのことです。
たとえば入試当日は、どんな天気がいいですか?
入試で一番大切なのは、「自分の力を出し切る」ことだと思います。そのためには、雨だろうが、雪だろうが、大風の日だろうが、それを、想定しておくことが必要です。
また、アクシデントが起きたとしても「落ち着いて、 私は大丈夫」と言い聞かせることだと言われています。
さぁ、平常心を保つ訓練をしてみましょう。加えて、「私はここまで自分なりによくやってきた」 と自分自身を肯定的にみてください。長つづきできるガマン、それが、『雨の日には雨の中を 風の日には風の中を』の生き方です。むきにならず、あたりまえに生きることが大切ですって言ってます。
令和5年度、1年間に学ぶべき学習の修了を認めるのにふさわしい一人一人の成長ができたと思います。1年生83名、2年生93名、令和5年度の修了をここに認めます。よく頑張りました。
最後に、春休みには,病気やけがに十分注意をして過ごし,始業式に再び皆さんにお会いするときは、1学年ずつ進級し、新たな学年の始まりです。しかし、心配はいりません。これまでみんなで創ってきた財産は一人一人の中に、しっかりと残っています。それを土台に、自信と希望をもち、令和6年度に立ち向かって行きましょう。
それでは、これをもって、吉備高原学園高等学校 令和5年度の閉幕です。1年間指導に当たってくださった先生方、ありがとうございました。

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退任式でのことば

勤務年数の長短はありますが、本校の教育活動に貢献されたご苦労をねぎらい、感謝の意を表したいと思います。
吉備高原学園高等学校をこのように立派な学校にすることができたのは、みなさん方が、生徒たちのために、そして、学校のために、情熱を傾けて、献身的にお仕事をしてくれたお陰です。たいへんお世話になりました。
私たちも、先生方が残してくださいました功績をしっかりと引き継ぎ、本校をもり立てて頑張っていきたいと思います。
今日は、6名の方とのお別れの式です。今日で、吉備高原学園高等学校で会うことは最後の日となります。
生徒の皆さん、今日のこの日、そして、先ほどの先生方のお別れのことばをしっかりと心に刻んでおいてください。本当にありがとうございました。

 

【校長室】令和5年度 第31回卒業証書授与式を終えて

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本日、第31回卒業証書授与式を挙行いたしました。
卒業生、在校生と多くの卒業生のご家族・ご関係者、ご来賓の皆様に参列いただき、厳粛かつ盛大な式になりました。
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79人の卒業生に卒業証書を渡し、予期せぬトラブルに見舞われた校長式辞、記念品贈呈と、初めての経験でした。
記念品贈呈では皆様方からの温かいお志を賜り、これからの新しい形の教育に必要なICT機器の購入など、今後の教育活動に有意義に活用させていただきます。誠にありがとうございます。
終了した今は、肩の荷が下りたのか、ほっとしています。
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最後の卒業生による「感恩の儀」では、ご来賓、教員、在校生、そして、ご家族の方々への感謝のことばがありました。
新型コロナ感染症の制約を多く受けた高校生活でしたが、そんな時を教室と寮で共に歩んできた生徒、かかわった教職員の思いがあふれた式典となりました。
第31期卒業生の皆さん、卒業おめでとうございます。ご家族の皆様、お子さんの今後のご活躍と皆様方のご家庭の繁栄を心からお祈りしております。

【校長室】新年のごあいさつ および 休み明けHRでの話

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新年あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
旧年中は、本校教育活動に対しまして、ご理解ならびにご協力を賜り、誠にありがとうございました。厚くお礼申しあげます。

新年のあいさつに先立ちまして、本年1月1日に発生した石川県能登地方を震源とする能登半島地震におきまして、生徒への話の中でも触れておりますが、ご家族、ご親戚、ご友人等、関係者の方に被災された方がおられましたら、心からお見舞い申しあげ、1日も早い復興をお祈りしております。

本年も、保護者の皆様をはじめ、関係者の皆様におかれましては、これまでと同様に本校の教育活動へのご理解いただきますとともに、今後ともご支援ならびにご協力を賜りますよう、どうぞよろしくお願いいたします。

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以下、校長の話(放送による)
皆さんお帰りなさい。
そして新年あけまして おめでとうございます。今日は放送で休み明けのお話をします。
その前に、年始めに多くの人や物を奪った、石川県能登地方を震源とする地震について、犠牲となられた方々に、謹んでお悔やみを申しあげます。生徒の皆さんの、家族、親戚、友人などの関係者に被災された方がいらっしゃれば、心からお見舞い申しあげます。被災地ではいまだに余震が続き、行方不明者の救出も、避難所への物資の供給も、思うようにいかず、不安な日々が続いていることでしょうが、一日も早い復興を、こころよりお祈りいたします。
さて、2年生は4月から最終学年になり、進路決定の大切な1年が始まります。1年生は助走期間を終えて中堅学年を迎えます。ともに、卒業後の進路を意識して勉学に励んでください。

私は,64年生きてきて,「今まで歩んできた道は正解だったのか」と自問自答することが何回もありました。でも、ある人の詩を読んで,自分を信じ,一生懸命に歩いて行かんといけんと考えました。気持ちが新たな今日は、その詩を紹介します。
「パナソニック」という会社を知っていると思いますが、前は「松下電器」という社名でした。その会社は、テレビやデジタルカメラ、パソコンやカーナビ、さらに冷蔵庫や洗濯機等の家電商品など、電気関係の仕事を行っている会社です。創業者は有名な松下幸之助という人です。彼は、苦労しながら小さな電気関係の会社を興し、一代で世界的な企業「パナソニック」を創り上げました。
彼が話す成功の秘訣とは

①貧乏だったこと
②学歴がなかったこと
⓷体が弱かったこと
で、それらをマイナスの要因にはしませんでした。
彼の経営哲学は、の
ちの多くの日本企業の経営者たちに影響を与え、「ユニクロ」で知られる柳井正、ソニーの創業者、盛田昭夫、ソフトバンクの孫正義など、松下幸之助から多くを学び成功をつかんだ経営者です。

私が折れそうになった時に力をもらった、松下幸之助翁の「自分には自分に与えられた道がある」という詩です。

自分には自分に与えられた道がある
どんな道かは知らないが、他の人には歩めない、
自分だけしか歩めない、二度と歩めぬ、かけがえのないこの道
広いときもある、狭いときもある。登りもあればくだりもある。
坦々としたときもあれば、かき分けかき分け汗するときもある。
この道が果たしてよいのか悪いのか、思案にあまるときもある。
慰めを求めたくなる時もある。
しかし、所詮この道しかない。
あきらめろというんではない。
今立っているこの道。今歩んでいるこの道。
ともかくこの道を休まずに歩むことである。
自分だけしか歩めない大事な道。
自分だけに与えられている、かけがえのない道
他人の道に心を奪われ、思案にくれて、たたずんでいても、道は少しもひらけない。
道をひらくためには、まず歩まねばならぬ。
心を定め、懸命に歩まねばならぬ。
それがたとえ遠い道のように見えても、休まず歩む姿からは、必ず新たな道がひらけてくる。深い喜びが生まれてくる。

自分の道は自分だけしか歩めないし、他人が望んでも歩むことはできません。困難な道や時には窮屈な道があるかもしれませんが、他の道を選ぶことも逃げ出すこともできません。自分自身で歩まねばなりません。
自分の道を自分の意思で歩んでほしいと思います。
さあ、これからの学校生活は寒い時期を迎えますが、健康管理をしっかりして、夢や目標に向かい、それぞれの学年の仕上げをしっかりしていただきたいと思います。

【校長室】令和5年度 第33回同袍祭(どうほうさい)を終えて

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11月3日の文化の日に行われた、同袍祭(どうほうさい)一般公開は、4年ぶりに保護者の方やゲストを迎えて、吉備高原学園高校生の力を感じた、とても素晴らしいお祭りでした。
演劇や演奏、演武に展示、模擬店と、形は違えど、仲間との協働活動により、短い時間で準備をして、文化祭を迎え、りっぱに終えることができました。
「わかまつ賞」等の被表彰者たち、おめでとうございます。結果ももちろん大事ですが、ここに至ったプロセスこそが今後の成長に大きく関わっていきます。
毎日の授業や部活動はもちろんですが、文化祭のような学校行事において成長できるのが通信制にはない全日制の学校の醍醐味です。生徒のみなさんが自らつくりあげた、伝統ある質の高い同袍祭をこれからも楽しみにしています。
インフルエンザによる準備の短い期間で、素晴らしく仕上げた同袍祭、見事でした。生徒の皆さん、指導された先生方、PTAで出展された皆さん、感動をありがとう!*****************************************************************************************************************************
【校長あいさつの概要】
〇閉会式(11/3)
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本日は、本校の文化祭にお越しいただき、素晴らしいひとときを共有していただき、心より感謝申しあげます。
文化祭は、学校の一年の中でも特別な瞬間の一つです。
生徒の皆さんは、この文化祭で、日頃の授業では身に着けることが困難な、協働作業による、リーダーシップ、創造性、そして責任感を学び、成長しました。これらの経験は、社会へ出ての仕事や、進学先での研究など将来に向けて非常に価値あるものでしょう。
あと、手前味噌ですが、本校の教員について、インフルエンザが蔓延する中で遅れ気味だった準備を、生徒たちをしっかり指導し、サポートし、励まし、文化祭が円滑に進行するように尽力いたしました。教員を管理・監督する立場として、本当に誇らしく思います。ありがとうございました。
これで文化祭が終わり、祭りの後というものは、さみしいものです。このむなしさを更なる成長への一歩にして欲しいと願っています。お疲れ様でした.

閉会式

【校長室】後期が始まりました

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タイトルの通り、帰省日を終えて、10月8日に生徒たちは寮へ帰ってきました。
吉備高原は、朝夕は、さわやかというよりも少し寒いくらいの気候となりました。

校長はこの日は朝から地元で開催された「第35回岡山吉備高原車いすふれあいロードレース」という、車いすランナーと一般のランナ-が同じコースを一緒に走る、全国でも珍しい大会の出発式に招かれて、参加しました。
吉備高原総合リハビリテーションセンターで行われた出発式に出席し、その後レースの応援をしていて感じたことですが、今でこそ、ここ日本でも”ダイバーシティ(多様性:人々の性別、年齢、国籍などの違いを尊重し、個性を活かす考え方)&インクルージョン(包括・受容: これらの多様性を組織内で受け入れ、活用するプロセス)”が重視される世の中に少しずつですが変わってきていますが、前述のように、この大会は、当初から車いすを使用するランナーと一般のランナーが同じ日に同じコースを走行していて、時代の先取りをした大会が、吉備中央町で行われていることに、深く感動をいたしました。

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午後からは、この10月より、新たに本校の仲間に加わった方のための「10月転入学式」が厳粛に行われ、「入学許可」と「式辞」をさせていただきました。早く本校の環境に慣れて、頑張ってほしいです。

最後は、16時45分からの後期の始業式です。
校長の話の中で、ノーベル賞に関して医学・生理学賞受賞の2人の他に、実は日本人が3人目として入っていた可能性があったという内容でした。(詳しくは下記の概要をご覧ください。)
その方の口癖が「Y・M・W」であったそうで、生徒には「何の略か自分で考えて」と言って、正解を言いませんでした。そのあとで、何組かの生徒が、聞きに来てくれました。
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【校長の話の概要】
皆さんお帰りなさい。始業式にこのようなあいさつをするのは、初めてです。帰省期間どの様に過ごしましたか?
3年生は、この学園での生活も3か月を切り3年間の総仕上げの大切な時期になります。終業式でも言いましたが、内定をもらった人もそうでない人も、頑張ってきた結果として、また自分の夢や将来の目標に向かい、最後まで全力で頑張ってください。
今日から後期が始まりました。
今朝は、この吉備高原の大きな行事の一つである第35回車いすふれあいロードレースが、行われました。
この大会は、全国でも珍しい、車いすと一般のランナ-が一緒に走る大会で、有名選手も招待選手として招かれています。ちなみにこの大会のスタ-タ-は本校の永易先生が責任者で、生徒も何人か、ボランティアで参加してくれました。お疲れ様でした。
さて、先日今年のノーベル賞受賞者が発表されましたす。生理学・医学賞を受賞した2名の一人は女性でカタリン・カリコさんといいます。
受賞理由は、みんなも注射したことがあるかもしれませんが、新型コロナウィルスに対するワクチンの実用化に貢献したというものです。新型コロナウィルスに対するワクチンは、人間やウィルスの遺伝情報の一部であるmRNA(メッセンジャー RNA)を、人工的に設計したものを注射して、体内で狙い通りのたんぱく質ができると、治療やワクチンとして使えるという技術を利用しています。彼女たちの発見により、新型コロナウィルスの世界的大流行が始まってわずか11ヶ月でワクチンの実用化が実現できたのです。
実はこの2名のほかに、3人目の受賞者になったかもしれない、日本人がいました。「いました」といったのは、その方は、昨年10月に81歳で亡くなられた、古市泰宏さんという方です。今回の2名の発見した技術を使っても、以前に古市さんがの発見した技術を使わないと、mRNAはワクチンとして機能できないそうです。
実際、新型コロナウィルスに対するmRNAワクチンは、カリコさんらの技術に加え、古市さんの技術も使われているそうです。2021年ごろ、カリコさんたちがノーベル賞受賞が有力視され始めたころ、古市さんにすい臓がんが見つかって、受賞の発表を知ることなく10月8日に亡くなられました。
 「偉大な研究者なのに、若い人にも分け隔てなく接する方だった」古市さんの口癖は、「Y・M・W」だったそうです。DAIGOさんのようですが、何の略かわかりますか? わからない人は、聞きに来てください。
若い研究者には「だれもやってない、言ってない、新しいことに挑戦するように」言い残されたそうです。
さて、来月3日には本校にとって体育祭に並び、大きな行事である文化祭が開催されます。これから文化祭に向けて準備等大変ですが、体育祭同様、みんなで力を合わせ思い出に残る盛大な文化祭にしていただきたいと思います。
今日からの後期も、自分なりに目標を持って精一杯頑張ってください。
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【校長室】前期終業式

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4月8日に始まった令和5年度も,今日で前期が終わりました。3時間めに,前期終業式が行われました。
生徒たちは,明日の帰省日後、7日間の帰省期間となります。10月8日(日)帰寮して、翌9日(月)から後期が始まります。
2年生は研修旅行中のため、1,3年生が体育館に集合し、前期の締めくくりを行いました。
校長の話の後、校歌を歌い、終業式が終了しました。
その後、集会に切り替えての、教務課長、進路指導課長からの話を、真剣に聞いていました。

生徒たちにとって、どのような前期にだったでしょうか??
授業や学校行事、寮生活など多くの事がありましたが、生徒それぞれが考え、挑戦できた前期だったのではないかと思います。
私も学校行事では、初めての体験ばかりで、戸惑うことばかりでしたが、生徒たちの素晴らしい活躍が新鮮に感じた半年間でした。
帰寮後の後期も様々なできごとが待っています。一つ一つ丁寧に、全力で「挑戦」してください!!

ご家庭の皆様、半年間、お世話になりました。
帰省期間、よろしくお願いいたします。

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校長の話の概要
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8月のまだ暑い中、帰寮して5週間が経ちました。今年の夏は、気象庁が過去126年で、”最も暑い夏”だったとの発表があり、9月になっても、まだまだ暑い日が続いていまが、ここ吉備高原には爽やかな風が吹き始めました。
先日は、大きな行事である体育祭が皆さんのおかげで無事に終わりました。色組に別れ、みんなで「心をつなぎ」、みんなで「力を合わせ」、一つの目的に向かい精一杯努力しました。私も、初めて見せていただき、とっても感動を覚え、「One Team」はぴったりのテーマだったと思いました。
さて、1年生は、学校生活も半年が過ぎ、この間初めての寮生活など、とてもたいへんだったと思いますがよく頑張りました。自分で自分をほめてあげてください。皆さんは一歩を踏み出し確実に成長しました。
2年生は、現在修学旅行中ですが、きっと素晴らしい体験をお土産に帰ってくるでしょう。16:00過ぎに、岡山空港へ迎えに行きます。
3年生の方は、この学園での3年間の総仕上げとしての進路決定を迎えています。 進学先や就職先からすでに内定通知が届いた人もいるようです。おめでとうございます。しかし、多くの人はこれからが大切な時期になります。3年間頑張ってきた成果として自分の夢や将来の目標に向かい、最後まで全力で頑張って頂きたいと思います。1年生も、先輩の進路に関して、しっかりと応援をしてあげてください。次には自分の番がやってきます。
最後に、この度の帰省でも皆さんを支えてくれているご家族の人に、感謝の気持ちを持って、帰省中は、自分でできることを実践してください。この帰省期間を有意義に過ごしてください。

【校長室】第33回体育祭を終えて

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このブログもご無沙汰をいたしております。
8月15日に、昨年末に骨折し手術した右手首の再手術のための入院をしていました。
手術では、受傷後に骨折部分を固定するために入れたプレートを取り除き、患部のしびれや痛みを取り除くため、神経の管や神経の癒着をなくする目的でした。すみません。個人的なことでした。

さて、本日は体育祭でした。
強い日差しの下、新型コロナによる参観制限も解除され、多数の保護者のご来場のなかで、午前9:00開会式が始まり、開会宣言、校長あいさつ、選手宣誓と進んでいきました。午後からの応援合戦、色組対抗リレーと進み、最後の3年生による「うらじゃ」まで、生徒のみなさんはすべてのプログラムに全力で取り組んでいました。
修正
以下、校長あいさつの概要
皆さんおはようございます。
本日は、早朝よりまたご遠方より保護者の皆様にご来場いただき、お礼申し上げます。
私は本校へ赴任した4月から、いろいろな場面であいさつをしてきましたが、一体何度、あいさつの中に「3年ぶり」とう言葉をいったでしょうか。昨年までは、感染症の対策で、参観について制約を設けましたが、今回は「3年ぶり」に全学年の保護者の皆様に、お子様のその勇姿をお見せすることができることとなりました。お楽しみにしてください。
さて、今年の体育祭のテーマは「One Team~最高の時間を共に!」です。先日、男子バスケットボールワールドカップ、日本代表は、 逆境の中でも諦めず、最後まで全力で取り組む姿勢、そして個々の力が集まって大きな成果を生むという「One Team」により、素晴らしい結果を残しました。
皆さんも、結団式以降、それぞれの色組に分かれてのリーダーのもと、応援アーチ作り、練習等、みんなで力を合わせ頑張って今日を迎えました。
残りの高校生活も少ない3年生の皆さんにとっては、こういう形での体育祭は人生最後だと思います。思い出に残る楽しい場としてほしいです。それと同時に1・2年生の後輩に、「仲間」と「心をつなぎ」「力を合わせ」、一つの目的に向かい精一杯努力する事の素晴らしさを伝えてほしいと願っています。
あと、「暑さ対策」に関わるお願いです。126年ぶりの猛暑の日本でしたが、吉備高原には爽やかな風が吹き始めました。でも油断はできません。皆さん一人一人が自分の健康状況を把握し、こまめな水分補給に、マスクをしてる人もマスクを外して、十分に空気を吸い込むことを心掛けてください。もし体調に不安を感じたら、すぐに周りの人に声を掛けるとともに、もし様子が変だなと思う人が周りにいたら、ぜひ声を掛けてあげてください。骨折や熱中症で、救急車の出動がないようにしてください。
最後になりましたが、体育祭の開催にあたり、準備をして頂きました生徒会、実行委員会、またずっと指導してきた教職員に対しまして、心から感謝申し上げ、開会のあいさつとします。

【校長室】令和6年度 第55回 岡山県私学教育研修会の日程・場所が内定

吉備高原学園高等学校のウェブページをご覧いただきありがとうございます。

去る7月3日に行われました、岡山県私学協会研修部会において、標記の件について、開催場所と、日程が内定いたしました。

令和6年度の企画実施を担当するのは、県内私立高等学校25校のうち、「Bグループ」と呼ばれる、「岡山理科大学附属高等学校」、「明誠学院高等学校」、「岡山商科大学附属高等学校」そして「吉備高原学園高等学校」で、今回はその中の代表校になっています。

本校は、今から25年まえの平成10年に、代表校として、会場をこの吉備中央町(当時は上房郡賀陽町と御津郡加茂川町)として開催した記録がありました。通常は比較的交通の便のいい、岡山・倉敷市内のホテルなどを会場とするのですが、来年度は本校が4校のうち(他の3校はすべて岡山市内に所在)の代表校なので、協会に対して、「ぜひ吉備中央町での開催を!」という要望を出していました。
これから約1年をかけて、準備をしていきますが、その際には、ご理解ご協力をお願いいたします。

平成10年度に吉備高原で実施した研修会 (吉備高原学園高等学校創立10周年記念写真集より)

平成10年度に吉備高原で実施した研修会
(吉備高原学園高等学校創立10周年記念写真集より)

現在の段階での状況をお知らせしておきます。
令和6年度 第55回 岡山県私学教育研修会
日程:令和6年8月5日(月)・6日(火)
場所:メイン会場 岡山県総合教育センター  岡山県加賀郡吉備中央町吉川7545-11
サブ会場  吉備高原リゾートホテル  岡山県加賀郡吉備中央町吉川4860-6 きびプラザ
吉備高原学園高等学校  岡山県加賀郡吉備中央町上野2400
内容
8月5日
10:00 開会式
10:30 記念講演
13:00 部会(4部会を設定)
17:00 懇親会
8月6日
09:.30    部会
11:00 閉会式

【校長室】PTA総会でのあいさつ

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本日、令和5年度PTA総会が開催されました。

校長あいさつ

校長あいさつ

説明中の事務長

説明中の事務長

 

過去2年間、コロナ禍にあり総会中止、書面による決議が続いたと聞いており、対面で開催できましたことをうれしく思います。
4月に本校にきて、初めて役員・会員の方々にお会いして、ごあいさつをさせていただき、正直ほっとしています。これからもよろしくお願いいたします
あいさつの中では、会員の方への来年度からのご負担の増額という心苦しい内容もお話しさせていただきました。(下記に概要を掲載)ご理解をいただければと思います。
また一つ本校に、平常が戻ってきたという喜びがあり、今後のPTA活動が、コロナ禍以前のように、実りあるものになりますことと、教員・保護者間での情報交換、共有ができ、新たなつながり・連携が生まれますことを願っております。

『総会での校長あいさつの概要』
PTA会員の皆様、いつもお世話になっております。本日は、ご多用の中、本会総会にお集まりいただき、誠にありがとうございます。私は、今年度4月1日に着任した、難波徹洋(なんば てつひろ)でございます。平素は、本校の教育活動推進にご理解とご協力をいただきありがとうございます。
さて、新型コロナウイルス感染は、終息の兆しを見せ、国の感染対策も、5月を機に大きく変わりました。先日挙行された入学式は、ほぼコロナ前の形式で行うことができ、寮の行事も、以前の形の戻しつつあります。令和5年度がスタートして約2ヶ月が経過いたしました。今日までお子様方は毎日の寮生活に加えて、町内散策や寮での避難訓練、吉備高原さんさん祭り、そして、国立吉備少年自然の家でのカレー作りが行われました。新入生も新しい友達と触れ合う行事に数多く参加してきて、少しは吉備高原での生活にもなれてきたとは思いますが、まだ緊張の中で生活している生徒もいるような状況です。
昨年度の会員の方からのご意見で、「WEBサイトのブログの更新ができていない」というお叱りがあったと聞き、できることはすぐにでもと、早速教職員にブログ更新を頻繁にするよう指示をしました。私としては、昨年のお叱りに対して、かなり改善されたと感じています。ぜひ一度ご覧ください。
1年のお子様をお持ちの会員の方には、お子様がご購入されたクロームブックを先日お渡しができました。生徒・教員分のグーグルアカウント作成から、1台1台の端末の設定など、ICT担当教員を中心として、たいへんな労力をかけ、配布にこぎつけました。この帰省にはお持ち帰りいただけませんが、夏休みにはクロームブックを使って、山のような宿題が出るやもしれません。ご期待いただければと思います。
このように学校は、子どもたちの自己実現のために必要な環境を、継続的に提供し続けていくことが求められています。本校では会員の方々のご負担を少しでも増やさないよう、できる限りの経営努力に努めて参りました。しかしながら今回、更なる大幅な電気料金等の管理運営に関係する経費の価格改定を受け、本校の財務努力のみで、現状維持で運営することが困難な状況となってしまいました。かといって、一部の業者のように、サービスの質を落として値段を据え置く「ステルス値上げ」などはするつもりはなく、現在の水準を維持する選択をいたしました。また、学校で対応するべき、感染症や熱中症への対策、校内環境整備、ICT教育推進のための経費など、お子様に還元する事業について、本会会費を活用させていただきたく、誠に心苦しいことではございますが、学納金の改定についてのご提案を後ほど、事務長からお願いをさせていただきます。会員の皆様に、物心両面でご協力いただきながら、生徒たちの成長をサポートしてまいりたいと思います。
最後に、PTA会員の皆様には、今後も学校とともに頑張っていただけますよう、心よりお願い申し上げます。
本日は、ありがとうございました。