【校長室】新年のごあいさつ および 休み明けHRでの話

吉備高原学園高等学校のウェブページKIbi Log【校長室】をご覧いただきありがとうございます。

新年あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
旧年中は、本校教育活動に対しまして、ご理解ならびにご協力を賜り、誠にありがとうございました。厚くお礼申しあげます。

新年のあいさつに先立ちまして、本年1月1日に発生した石川県能登地方を震源とする能登半島地震におきまして、生徒への話の中でも触れておりますが、ご家族、ご親戚、ご友人等、関係者の方に被災された方がおられましたら、心からお見舞い申しあげ、1日も早い復興をお祈りしております。

本年も、保護者の皆様をはじめ、関係者の皆様におかれましては、これまでと同様に本校の教育活動へのご理解いただきますとともに、今後ともご支援ならびにご協力を賜りますよう、どうぞよろしくお願いいたします。

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以下、校長の話(放送による)
皆さんお帰りなさい。
そして新年あけまして おめでとうございます。今日は放送で休み明けのお話をします。
その前に、年始めに多くの人や物を奪った、石川県能登地方を震源とする地震について、犠牲となられた方々に、謹んでお悔やみを申しあげます。生徒の皆さんの、家族、親戚、友人などの関係者に被災された方がいらっしゃれば、心からお見舞い申しあげます。被災地ではいまだに余震が続き、行方不明者の救出も、避難所への物資の供給も、思うようにいかず、不安な日々が続いていることでしょうが、一日も早い復興を、こころよりお祈りいたします。
さて、2年生は4月から最終学年になり、進路決定の大切な1年が始まります。1年生は助走期間を終えて中堅学年を迎えます。ともに、卒業後の進路を意識して勉学に励んでください。

私は,64年生きてきて,「今まで歩んできた道は正解だったのか」と自問自答することが何回もありました。でも、ある人の詩を読んで,自分を信じ,一生懸命に歩いて行かんといけんと考えました。気持ちが新たな今日は、その詩を紹介します。
「パナソニック」という会社を知っていると思いますが、前は「松下電器」という社名でした。その会社は、テレビやデジタルカメラ、パソコンやカーナビ、さらに冷蔵庫や洗濯機等の家電商品など、電気関係の仕事を行っている会社です。創業者は有名な松下幸之助という人です。彼は、苦労しながら小さな電気関係の会社を興し、一代で世界的な企業「パナソニック」を創り上げました。
彼が話す成功の秘訣とは

①貧乏だったこと
②学歴がなかったこと
⓷体が弱かったこと
で、それらをマイナスの要因にはしませんでした。
彼の経営哲学は、の
ちの多くの日本企業の経営者たちに影響を与え、「ユニクロ」で知られる柳井正、ソニーの創業者、盛田昭夫、ソフトバンクの孫正義など、松下幸之助から多くを学び成功をつかんだ経営者です。

私が折れそうになった時に力をもらった、松下幸之助翁の「自分には自分に与えられた道がある」という詩です。

自分には自分に与えられた道がある
どんな道かは知らないが、他の人には歩めない、
自分だけしか歩めない、二度と歩めぬ、かけがえのないこの道
広いときもある、狭いときもある。登りもあればくだりもある。
坦々としたときもあれば、かき分けかき分け汗するときもある。
この道が果たしてよいのか悪いのか、思案にあまるときもある。
慰めを求めたくなる時もある。
しかし、所詮この道しかない。
あきらめろというんではない。
今立っているこの道。今歩んでいるこの道。
ともかくこの道を休まずに歩むことである。
自分だけしか歩めない大事な道。
自分だけに与えられている、かけがえのない道
他人の道に心を奪われ、思案にくれて、たたずんでいても、道は少しもひらけない。
道をひらくためには、まず歩まねばならぬ。
心を定め、懸命に歩まねばならぬ。
それがたとえ遠い道のように見えても、休まず歩む姿からは、必ず新たな道がひらけてくる。深い喜びが生まれてくる。

自分の道は自分だけしか歩めないし、他人が望んでも歩むことはできません。困難な道や時には窮屈な道があるかもしれませんが、他の道を選ぶことも逃げ出すこともできません。自分自身で歩まねばなりません。
自分の道を自分の意思で歩んでほしいと思います。
さあ、これからの学校生活は寒い時期を迎えますが、健康管理をしっかりして、夢や目標に向かい、それぞれの学年の仕上げをしっかりしていただきたいと思います。