【校長室】令和5年度 表彰式・後期終業式(修了式)・退任式

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3月8日には令和5年度を締めくくる、表彰式・後期終業式(修了式)・退任式が行われました。
後期終業式(修了式)での話と退任式での退任される方への感謝のことばを掲載します。

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後期終業式(令和5年度修了式)

卒業式・学年末考査も終わり、本日終業式・修了式を迎え、令和5年度も終わろうとしています。1年間、お疲れ様でした。はじめに、表彰式がありましたが、賞を獲得した者はもちろん立派ですが、この賞は、生徒のそれぞれが努力し、仲間と切磋琢磨した結果ですので、改めて皆さんの頑張りを称えたいと思います。
さて、先日の卒業式は、厳粛な中にも感動的な卒業式で、皆さんの心のこもったご協力の下、無事に31期生を、それぞれの未来に向けて送る事ができました。あるご来賓の方から「厳粛な中にも温かさを感じる立派な卒業式だった」と、お褒めのことばをいただきました。
これは、卒業していった3年生の姿が素晴らしかったわけですが、それに加えて、1、2年生の皆さんが、力強く支え、心を込めて送り出してくれたおかげでもあります。
31期生も自分を変え、未来につなぐため、本校に入学してきました。3年間には辛かった事や苦しかった事もいっぱいあったと思いますが、大切な仲間と、共に励まし合い支え合って、それらを一つずつ乗り越えてきました。だから、あのような感動的な卒業式になったと思います。昨日の感動は一生忘れる事はないと思います。

出典:相田みつお 今週のことば https://english.mag2.com/mistuo/mitsu0009.html

出典:相田みつお 今週のことば
https://english.mag2.com/mistuo/mitsu0009.html

今回は修了式にあたり、詩人であり、書家でもあります私の好きな相田みつおさんの作品集のタイトルにあることば「雨の日には雨の中を 風の日には風の中を」を紹介します。

雨の日を、天気のいい日と比べて、「悪い日」だと思う、人間中心の考えをやめること。雨の日には、雨を、そのまま全面的に受け入れて、雨の中を雨と共に生きる。風の日には、風の中を、風といっしょに生きてゆく。特別なことではない、ごくあたりまえの生き方のことです。
これは、常に前向きで、積極的に生きるということです。そして、この場合の、雨や風は、次から次へとくる人間の悩みや迷いのことです。
たとえば入試当日は、どんな天気がいいですか?
入試で一番大切なのは、「自分の力を出し切る」ことだと思います。そのためには、雨だろうが、雪だろうが、大風の日だろうが、それを、想定しておくことが必要です。
また、アクシデントが起きたとしても「落ち着いて、 私は大丈夫」と言い聞かせることだと言われています。
さぁ、平常心を保つ訓練をしてみましょう。加えて、「私はここまで自分なりによくやってきた」 と自分自身を肯定的にみてください。長つづきできるガマン、それが、『雨の日には雨の中を 風の日には風の中を』の生き方です。むきにならず、あたりまえに生きることが大切ですって言ってます。
令和5年度、1年間に学ぶべき学習の修了を認めるのにふさわしい一人一人の成長ができたと思います。1年生83名、2年生93名、令和5年度の修了をここに認めます。よく頑張りました。
最後に、春休みには,病気やけがに十分注意をして過ごし,始業式に再び皆さんにお会いするときは、1学年ずつ進級し、新たな学年の始まりです。しかし、心配はいりません。これまでみんなで創ってきた財産は一人一人の中に、しっかりと残っています。それを土台に、自信と希望をもち、令和6年度に立ち向かって行きましょう。
それでは、これをもって、吉備高原学園高等学校 令和5年度の閉幕です。1年間指導に当たってくださった先生方、ありがとうございました。

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退任式でのことば

勤務年数の長短はありますが、本校の教育活動に貢献されたご苦労をねぎらい、感謝の意を表したいと思います。
吉備高原学園高等学校をこのように立派な学校にすることができたのは、みなさん方が、生徒たちのために、そして、学校のために、情熱を傾けて、献身的にお仕事をしてくれたお陰です。たいへんお世話になりました。
私たちも、先生方が残してくださいました功績をしっかりと引き継ぎ、本校をもり立てて頑張っていきたいと思います。
今日は、6名の方とのお別れの式です。今日で、吉備高原学園高等学校で会うことは最後の日となります。
生徒の皆さん、今日のこの日、そして、先ほどの先生方のお別れのことばをしっかりと心に刻んでおいてください。本当にありがとうございました。