落語家の林家笑丸先生をお招きし人権講演会を開催(11/8)

 平成29年11月8日(水)、落語家の林家笑丸先生を講師としてお招きし、人権講演会を吉備高原学園高等学校の体育館で開催しました。全学年生徒及び全教職員員ら約350名が聴講をしました。「落語の世界における人権噺 ~楽しく語る人権高座~ 」と題した講演中で体育館のステージに設けられた高座から先生は、自らの下積み時代の経験から得られた教訓としての語である「天地人」を唱えられ、天=運、地=才能(自分が好きなこと、向いていること)、人=人柄と努力(後から身に着けることができるもの)であり、特に「人(ジン)」については、人柄が良いことで、人を呼び込むことができる。自分を助けてくれる人が現れてくる。良い人柄になることがとても大切。そして、自分が言われたりやられたりしていやなことは、相手に言わない、相手にやらない。自分の嬉しいと思うことを言ってあげる、してあげる。このような日ごろの心がけを行い、自らの「人柄」を磨いて欲しいとお話しされ、さらに「人(ジン)」について、人は努力を積み重ねることができる。自分が好きなこと、向いていることを努力をすることで、自分の夢を叶えることができるともお話しされていました。
 林家笑丸先生は平成10年林家染丸氏に入門。上方落語界屈指の多芸な落語家で、明るく陽気な「落語100選」、笑丸創作音曲噺「ウクレレ落語」、紙を見ず後ろで紙を切る「後ろ紙切り」、後ろ向きでお面をつけて踊る舞踊「後ろ面」、寄席の踊りかっぽれにアクロバットを取り入れた「バク転かっぽれ」や「松づくし」、三味線漫談やウクレレ漫談など多彩な芸をお持ちになり、古典落語にそれらの芸を取り入れた独自の演芸落語を演じられ、落語家として全国各地で活躍されています。
 また、今回の講演会前の11月3日と後の11月18日には、NHK連続テレビ小説(朝ドラ)『わろてんか』に
も「落語家役」で出演されたり、朝ドラの中の演技者に「後ろ面指導」もされたりと益々ご活躍されて
います。
 今回の講演でも、骨董屋舞台に店の小僧と客のおかしなやり取りを描いた古典落語「金明竹」の前半部分、「後ろ紙切り」「ウクレレ落語」「後ろ面」も次々とご披露いただき、生徒や教職員も、終始笑いの渦に包まれ、大爆笑も何度もあったりと、大盛況のうちに講演会は終了となりました。
 林家笑丸先生、本日は貴重なご講演をいただき誠にありがとうございました。厚く御礼を申し上げます。

林家笑丸先生より古典落語「金明竹」前半部分が・・・

林家笑丸先生より古典落語「金明竹」前半部分が・・・

校長の似顔絵切り絵も・・・

校長の似顔絵切り絵も・・・

創作音曲噺「ウクレレ落語」も・・・

創作音曲噺「ウクレレ落語」も・・・

後ろ向きでお面をつけて踊る舞踊「後ろ面」も。おみごと!!

後ろ向きでお面をつけて踊る舞踊「後ろ面」も。おみごと!!

林家笑丸先生と記念写真(生徒会執行部生徒らと)

林家笑丸先生と記念写真(生徒会執行部生徒らと)